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ドゥレッツァ
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ドゥレッツァ(Durezza)とは、2020年生まれの日本競走馬である。青鹿毛

な勝ち
2023年:菊花賞(GⅠ)

生産者はノーザンファーム、馬主キャロットファーム。美・尾関知人厩舎所属。

名の由来は「しさ、厳しさ」という意味の音楽名からの連想。

暴れん坊は遅れてやってくる

血統

ドゥラメンテ*モアザンセイクリッドMore than Readyという血統。良血の2015年クラシック二冠馬種牡馬入り後わずか5年で急逝してしまったが、その後産駒が大挙してGⅠ勝利ファンを焼き続けているファン世を惜しまれている。
オーストラリアで、GⅠニュージーランドオークス勝利した活躍米国ダート距離で活躍。種牡馬としては距離の壁を越え多数の活躍を輩出した。系の血統表には*デインヒルDanzigなども並んでおり、日欧が混在した際色豊かな血統である。

2歳

デビューは2歳9月中山2000m。単勝1.7倍の断然人気に推されたが、二の脚がつかず後方から終始大外を回らされ、直線も伸びきれず3着に敗れる。

2戦11月未勝利戦。ここも2.0倍の1番人気に支持されると、再び大外からの競馬になったが今度は直線でじわじわと差を詰め、先行していたサトノグランツを最後の最後にかわして初勝利を挙げる。

3歳

明け3歳初戦は1月のセントポーリア賞を予定していたが挫石で回避。3月条件戦も回避となり、結局レースに戻ったのは3歳4月1勝クラス山吹。6頭立ての少頭数もあり単勝1.7倍の断然人気レースはやはり中団から外を回って末脚勝負となり、作戦通りに直線で1頭だけ33台のアガリ記録する伸びで突き抜け、1身の着差以上に余裕のある勝ち方で2連勝を飾る。

これで一部ではダービー出走を期待するも上がったが、やはり消耗が厳しかったか営はダービーを回避し夏競馬を切る。

復帰戦となったのはダービー翌週の2勝クラスホンコンジョッキークラブトロフィー。初の古相手ではあったが単勝1.3倍と全に一本かぶり。レースはやっぱり中団から外を回って直線ヨーイドン。今度は直線入口の時点で前とかなり離されていたが、上がり3ハロン327というとんでもない末脚で差を詰め、きっちり1身差し切って勝利。3連勝を飾る。

約2ヶの間隔をけ今度は新潟に転戦し3勝クラス日本海Sに出走。ここには同じ3歳で京都新聞杯2着のダノントルネードもいたが本が1番人気に支持される。なおこのレース戸崎圭太が騎乗。
このレースは24番の内もあって終始内々での競馬。4コーナーも最内で回り、直線入り口で群がばらけた隙を突いて馬場ん中に持ち出す。ここから伸びて先行集団からは抜け出したが逃げた2頭がまるで止まらず、脚色が同じになったかと思われたが残り100mでさらにギアが上がり前を急追。ギリギリの競馬にはなったが半身差し切って勝利未勝利戦から4連勝でOPへ昇格する。

営はトライアルを飛ばして菊花賞(GⅠ)に直行。皐月賞ソールオリエンスダービータスティエーラ神戸新聞杯レコード勝ちのサトノグランツが三強の様相を呈する中、本は上がりではトップとなる単勝7.3倍の4番人気に支持される。
クリストフ・ルメールに手が戻り、あまりありがたくない大外17番から発進。スタートはまずまずだったが最初の3コーナーを待たずに外から一気に進出、ハナを奪っていくというこれまでにない競馬を始めたもんだから一大事である。そのままペースを握って1000m604とみないペースを刻む。
このまま行くつもりか…?と思いきや、2コーナーあたりでスッと3番手に下げての後ろに入れた。垂れたのかと思いきやは余裕綽々。これでハナ争いが押し出し合いになったことで、1000m~2000mの通過タイムは641と一気にスローダウンしていたのである。
これで息も入り、このまま2番手で直線に突入。逃げ々と抜き去ってあとは独壇場。3番手から上がり最速を使われては後続はどうしようもなく、2着タスティエーラに3身半差をつけてゴールイン。圧巻の5連勝でクラシック最後の一冠を手にした。

これで上のルメールフィエールマン以来5年ぶりの菊花賞3勝。そしてドゥラメンテは前週秋華賞を勝ったリバティアイランドに続いて2週連続の産駒GⅠ勝利で、この年の3歳GⅠ7戦のうち5戦をドゥラメンテ産駒が独占する結果となった。
なお重賞初出走での菊花賞勝利1990年メジロマックイーン以来33年ぶり。また2着タスティエーラ(宣行厩舎)、3着ソールオリエンス(手塚久厩舎)と関東ワンツースリーとなったが、これも菊花賞では1985年(勝ちミホシンザン)以来38年ぶりというしい記録もついてきた。
さらにタスティエーラサトノクラウン産駒ソールオリエンスキタサンブラック産駒であり、2015年クラシック戦線で競い合った同期3頭の産駒が上位を占める結果。これが同クールに放送中だったキタサンブラック役のTVアニメウマ娘 プリティーダービー Season 3」と重なり「ウマ娘馬券」として話題になった。

4歳

その後有馬記念などには向かわずに年内は休養。4歳は内中長距離路線を進み、金鯱賞からの天皇賞(春)ローテで挑むこととなった。その金鯱賞は後方からの差し切りを狙うがさらに後ろからめちゃくちゃな末脚で来たプログノーシスの前に5身も差をつけられた2着。天皇賞(春)は前で進めるが熱中症の疑いもあってかを出せず4コーナーでいっぱいになり勝ちから56も離された(タスティエーラからも48差。というか重賞初挑戦の同い年のゴールドプリンセスにさえ44おいていかれてしまい、いくら体調不良とはいえ菊花賞としての威厳が台しである)ブービー15着に惨敗(16着はシルヴァーソニック。なおハピが競走中止)となってしまった。

血統表

ドゥラメンテ
2012 鹿毛
キングカメハメハ
2001 鹿毛
Kingmambo Mr. Prospector
Miesque
*マンファ *ラストタイクー
Pilot Bird
アドマイヤグルーヴ
2000 鹿毛
*サンデーサイレンス Halo
Wishing Well
エアグルーヴ *トニービン
ダイナカール
*モアザンセイクリッド
2009 青鹿毛
FNo.2-f
More Than Ready
1997 黒鹿毛
*サザンヘイロー Halo
Northern Sea
Woodman's Girl Woodman
Becky Be Good
Danalaga
2000 鹿毛
*デインヒル Danzig
Razyana
Tamarino Caerleon
Fruition

クロスHalo 4×4(12.50%)、Mr. Prospector 4×5(9.38%)、Northern Dancer 5×5(6.25%)

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223 ななしのよっしん
2024/05/04(土) 02:25:50 ID: kdfW76lHin
今思えば春天行くのに日経賞阪神大賞典じゃなくて金鯱賞叩きに選んだ辺りで順調ではなかったんだろうな
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224 ななしのよっしん
2024/05/05(日) 02:57:10 ID: Vrf+5GXQGm
ドバイデーと大阪杯被ってなかったら多分大阪杯行ったんだろうなぁとは思う
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225 ななしのよっしん
2024/05/05(日) 20:33:10 ID: /5W9kIPt8M
いや、明らかに最初から今の最大春天で睨んでたし、ドバイくても大阪杯いと思うわ。大阪杯春天ローテ組めるではいし。
多分ルメールいないのを気にしてのことなんだろうけど、それなルメール後に春天回避して宝塚集中にならない事に説明付かないし。
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226 ななしのよっしん
2024/05/06(月) 23:18:19 ID: Vrf+5GXQGm
ルメール後の時点で考えて、ルメール宝塚に間に合うよう復帰したとしても乗ってくれる確があの時点である?
タオ営が宝塚出るって言ったその間に破綻しない?
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227 ななしのよっしん
2024/05/07(火) 00:08:26 ID: Vrf+5GXQGm
あ、ダメだ……ドバイい想定だと、今度スタオンが大阪杯来るじゃん、今年に関してはドバイくても大阪杯はないわ
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228 ななしのよっしん
2024/05/07(火) 00:26:17 ID: Owdp7XS0Ni
>>227
ドバイいじゃなくて大阪杯と被ってない想定なんだろ?
それならあなたが最初言ったようにルメールは乗れるんだから大阪杯行けるじゃん
タオンはかなりい段階からドバイ行き明言してたんだからルメールを取られる心配はいし
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229 ななしのよっしん
2024/05/07(火) 02:05:21 ID: Vrf+5GXQGm
なんか頭ごっちゃになってたわ、申し訳ない

結果論ではあるが菊花賞勝ってしまった事で春天行こうってなっちまった感がある。営も中距離な事は理解してるみたいなのになぁ……
でも菊花賞勝ってなけりゃ条件止まりだったと考えると悩ましい……
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230 ななしのよっしん
2024/05/08(水) 09:25:10 ID: GMQluGuaE0
本来京都記念を使って(あわよくば勝って)、
十分な間隔を開けて春天行く積もりだったのが、頓挫した結果の金鯱賞
しかもそこでは向こう(プログノーシス)の得意条件だったとはいえ、
ドゥレッツァの血統的に本分と思われた中距離戦で5身差の
めて春天に向かうも不運の連鎖と万全のテーオーロイヤル、どう足搔いても上手くいくはずがかった

あと、スタオンが出ないにしても(既にドゥレッツァが故障してたとはいえ)、
宝塚ジャスティンパレスに乗るって決めちゃったし、大分厳しかったと思う
向こうは向こうでルメール騎手騎乗だと今のところ全勝だし
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231 ななしのよっしん
2024/05/08(水) 22:40:04 ID: hWUluSjlXF
ルメールの騎乗が被った場合、大半の人がルメールドゥレッツァを選ばないだろうなと思っているところがドゥレッツァの実の立ち位置なんだろうな
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232 ななしのよっしん
2024/05/10(金) 05:51:40 ID: Vrf+5GXQGm
24世代の成績次第ではスタオンやパレスに加えてレガレイラなんかも混じってくるから、さらにドゥレッツァの優先度が下がる恐れも……
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