「ボカロP経験のある著名人一覧」とは、ボカロPとして活動したことがある著名人をまとめた一覧である。
なお、ボカロP活動の結果有名になった人物は「著名人になったボカロP一覧」にまとめています。合わせてご覧ください。
掲載基準など
- その著名人がボカロ曲[1]の作詞・作曲・編曲・調声など楽曲制作に関わり、当該作品が動画共有サイトに投稿されていること。
- ボカロPを始める前からニコニコ内外問わず別の活動で有名だった、またはボカロPを行っていたことを現在の活動で著名になってから公表していること。
- その著名人の概要とそのボカロP活動について簡単な概説を掲載する。ニコニコにアカウントがあれば当該アカウント・マイリストを掲載する。大百科に記事がある場合は見出しにリンクを掲載する。詳細についてはその記事を参照ください。
- 他にも掲載すべき人物がいる場合には適宜追加するか、掲示板にてお知らせください。
一覧(五十音順)
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は行 |
ま行や行ら行わ行
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アボガド6
主にイラストレーターや動画師として活動。ボカロP バルーン(須田景凪)のMV制作者やTwitterでのイラスト投稿者として有名である。
アボガド6自身も2020年2月25日投稿の「hand/旭音エマ」の投稿以降、UTAUやVOCALOIDを用いたボカロ曲をニコニコ動画に投稿している。
ARuFa
ブロガー・ライター。バーグハンバーグバーグに所属し、「オモコロ」などへの寄稿が知られ、Twitterのフォロワーは100万人を越える。
当時高校3年の2009年9月28日、ニコニコ動画に「ドガメガ」を投稿しボカロPデビュー。それ以前の初音ミクを購入するまでの半年ほどニコニコインディーズに自作オリジナル曲を投稿していた。テクノ・エレクトロニカを基調としたり、ノイズミュージックのような前衛的な楽曲などアンダーグラウンドなサウンドでコアな評価を集めた。コンピレーションなどにも参加しており、使用ボカロは初音ミク。
最新作は2013年の「ニツマルミュージック」。多重録音による楽曲は非常に高い評価を受けており、ニコニコでは殿堂入り、YouTubeでは100万再生近い再生数を記録している。
伊東健人
声優としての活動開始以前の2009年7月18日に「【初音ミク】~20XX~【オリジナル曲】」をニコニコ動画に投稿しボカロPデビュー。当時は「21世紀P」名義で活動していた[2]。最近では、青柳冬弥役として出演中のリズム&アドベンチャーゲーム『プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat.初音ミク』(以下プロセカ)への書き下ろし楽曲として「magic number」を伊東健人名義でOSTER projectと共同制作した。
H ZETT M / ヒイズミマサユ機 / H是都M
ピアニスト・キーボーディスト、ミュージシャン。「PE'Z」のメンバー、第1期「東京事変」メンバーであり、2007年よりソロのアーティストとしてデビューし活動している。
2012年2月24日、ニコニコ動画に弾いてみた動画を初投稿、同年8月4日、「【初音ミク】KAEDE 【オリジナル】」でボカロPデビューし、多数の楽曲を制作している。使用ボカロは初音ミク、蒼姫ラピス。
川谷絵音
ミュージシャン、音楽プロデューサー。バンド「ゲスの極み乙女。」ボーカルとして知られ、多くの著名アーティストに楽曲提供やプロデュースを行う。
2017年5月、ゲスの極み乙女。でベースを担当する休日課長とボカロPユニット「学生気分」を結成し「小説家みたいなあなたになりたい」のVOCALOIDFukaseカバーを投稿。翌月にはGUMIオリジナル曲「恋のこと」をそれぞれ発表している。
かんざきひろ / 織田広之 / Hiroyuki ODA / 鼻そうめんP(HSP)
イラストレーター、アニメーター、ミュージシャンである。人気イラストレーター「かんざきひろ」として『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』『エロマンガ先生』の原作イラストやキャラクターデザインを担当しているほか、アニメーター「織田広之」として様々なアニメ作品の制作に関わっている。また世界的に有名なプロミュージシャン「Hiroyuki ODA」として国内外での名門トランスレーベルで活躍している。
ボカロP「鼻そうめんP」としては「Unfragment」や「YOUTHFUL DAYS' GRAFFITI」などトランスミュージックとVOCALOIDを組み合わせた「ミクトランス」ジャンルの楽曲をニコニコ動画に投稿している。また、「スネ夫が自慢話をするときに流れている曲」やVtuberなどボカロ以外の題材でもRemix動画を投稿している。ちなみにイラストレーターなので動画のイラストは自作している。
休日課長
ミュージシャン、アーティスト。「ゲスの極み乙女。」「DADARAY」「ichikoro」でベースを担当するベーシスト。2017年5月に「ゲスの極み乙女。」ボーカルの川谷絵音と共にボカロPユニット「学生気分」を結成した。
→川谷絵音
小岩井ことり
アニメ『のんのんびより』の「宮内れんげ」役や『じょしらく』の「波浪浮亭木胡桃」役、ゲーム『アイドルマスター ミリオンライブ』の「天空橋朋花」役などで有名な女性声優である。その傍らDTMを用いた楽曲制作を行っているプロの音楽家としても知られており、MIDI検定1級をトップ合格している[3]ほか、自身がCVを務める天空橋朋花のソロ楽曲「Sister」について、作詞・作曲・歌唱を一人で行うという前代未聞の偉業を成し遂げたほか、TBSラジオのサウンドステッカー(ワイドFM版)を制作[4]するなど、多方面で楽曲提供を行っている。
ボカロ界隈でも様々な活動を行っており、「VOCALOID 鳴花ヒメ・ミコト」の中の人でありながら、ボカロPとして上記デモソングを制作している。さらに、NEUTRINOの音声ライブラリ「No.7(SEVEN)」の中の人として、そのライブラリ制作のために歌う必要がある歌唱データのために50曲程度を自作したなど、これまでの中の人の常識を覆すような活躍をしている。
佐藤純一
fhánaのリーダーでメインコンポーザー、キーボードとギターを担当。また個人名義でアニソン中心に楽曲提供を行っている。fhána結成以前はユニット「FLEET」のボーカル・コンポーザーとして活動していた。
その「FLEET」が佐藤純一のみのソロユニットとなった2010年10月、ニコニコ動画へニコニコインディーズの「【FLEET】-ward【オリジナル】」を初投稿[5]さらに翌年の2011年1月15日には初のボカロ曲「【初音ミク】Cipher サイファ【FLEET】【オリジナル】」を投稿した。
2012年に佐藤純一、yuxuki waga、kevin mitsunagaの3人でfhánaを結成した以降も、IAをゲストボーカルとして起用し「光舞う冬の日に」(2012/04/29投稿)を制作している。これ以降、2012年秋頃にtowanaがfhánaのボーカルとして正式加入[6]したこともありボカロ曲の制作は行っていない。
瀬戸弘司
YouTuber、舞台俳優。大手YouTuber事務所UUUMに所属しており、メインチャンネルの登録者数は2022年現在160万人以上。
ガジェットなど商品紹介の動画をメインに投稿しているが、趣味として長くDTMや音楽活動を行っており、初投稿動画も弾いてみた動画。たまに演奏動画やオリジナル楽曲の動画をアップロードしたりしている。コンポーザーとしては、サンプリングやエレクトロ系のサウンドを用いたChill系のテクノポップ、ヒップホップ系のスタイルである。
2018年7月13日にVOCALOID5が8キャラクター収録されている「VOCALOID5 PREMIUM」の購入を明かし、Twitter上に短いVOCALOID楽曲動画を何本かアップロードしている。
15日にはYouTubeチャンネルにおいても、同2日に投稿したオリジナルのラップ楽曲「変われ。」のセルフVOCALOIDカバー動画である「【VOCALOID 5】自分のラップをボーカロイドに歌わせてみた。」を投稿。自身のパートも残しつつ、VOCALOID 5のVY1とKenにラップを歌わせた、“VOCALOIDと歌ってみた”なボカロラップに仕上げたものとなっている。
また楽曲ではないが、2014年には大人の科学「歌うキーボード ポケット・ミク」を購入、レビュー動画で軽く初音ミクに歌わせたりもしていた。
粗品(霜降り明星)
2018年のM-1グランプリでチャンピオンになったお笑いコンビ「霜降り明星」のツッコミ担当。アニメ・ゲームオタクであり、ニコニコも「スパイダーマッ」や「チャー研MAD」などをよく見ており、β~RCの頃から見ているという古参ニコ厨でもある[7]。
2020年5月3日、ニコニコ動画へ「粗品『ビームが撃てたらいいのに』feat. 初音ミク」を投稿し、ボカロPデビュー。2022年5月現在までに9作品を投稿している。楽曲制作にはCubaseを使用している。同じくボカロP トーマが一番好きであり、漫才のネタで楽曲を使わせてほしいとメールを送ったほどである[8]。
冨田勲
言わずと知れたシンセサイザー音楽を日本で開拓した作曲家。最晩年の2012年に初音ミクをボーカルに起用した「イーハトーヴ交響曲」を発表した。さらに2016年には初音ミクをボーカル及びバレエダンサーとして起用した「ドクター・コッペリウス」の制作を発表したが、未完のまま5月5日に世を去った。
バーバパパ
YouTubeにて「ウ"ィ"エ"」「やや左側にかたよった教育番組」「あるいは最高位人権道徳者を目指しなさい」など、EDMと不気味な世界観の3D映像が合わさった動画を投稿しているYouTuberである。
2020年4月24日、AIきりたんを用いたEDM曲「無責任感」を投稿しボカロPデビュー。当MVの映像もバーバパパの世界観全開である。これ以降の作品にもAIきりたんを用いた動画を投稿している。
ヒゲドライバー
2005年10月からインターネットで活動を続けているピコピコ音が特徴的なチップチューン楽曲を得意とする「ピコピコ系ミュージシャン」[9]である。2008年2月14日にWindows XPの効果音を使用した楽曲「Hello Windows」をニコニコ動画に初投稿しニコニコで高い評価を受ける。またバンド「ヒゲドライVAN」やクリエイターユニット「Heart's Cry」での活動も行っている。また、アニメやゲームへの有名楽曲提供者としても広く知られており、「回レ!雪月花」「打打打打打打打打打打」「吹雪」「あんきら!?狂騒曲」など、ニコニコ内外で広く知られている楽曲を多く制作している。また、DJとしても活動しており、各種イベントでDJを披露している。
ボカロPとしては2010年に自身の声をUTAU化した「ひげっぽいど」で「ちくわ」「哲学」を、2013年には重音テトで「"Call me" version 0」を投稿しており、この記事基準ではあるが10年以上ボカロPとしても活動している。また2018年10月19日投稿の「【ヒゲドライバー】ボカロPになりたい【初音ミク】」で初めて初音ミクを使用し、当作品がVOCALOID処女作となった。
ひろゆき / 西村博之
実業家。日本最大のインターネット掲示板「2ちゃんねる(現5ちゃんねる)」創設者であり、日本最大の動画サイト「ニコニコ動画」設立メンバーにして元取締役管理人、英語圏最大のインターネット掲示板「4chan」の現管理人。YouTubeチャンネル登録者・Twitterフォロワー数はともに150万人で、論客として一部に熱狂的なファンを持つ。
VOCALOID楽曲の動画として2007年12月24日、「きよしこのよる」のカバーである「初音ミクで季節モノの曲を作ってみたよ。 @ひろゆき」を投稿、VOCALOID殿堂入りを果たしている。
まふまふ
歌ってみた界隈で2010年12月末からニコニコ動画で活動している、高音を自在に操る人気の男性歌い手、シンガーソングライターである。特に「命に嫌われている。」の歌ってみたはYouTubeで1億再生越え、ニコニコ動画でも700万再生越えを記録し、同楽曲で2021年の紅白歌合戦に出場している。さらに単独ライブや主催ライブを東京ドームで行っている。
2012年5月2日投稿「【初音ミク】DAYBREAK【オリジナル曲・PV】」よりボカロPとしての活動をスタート。「仇返しシンドローム」「すーぱーぬこわーるど」などの作品を制作した。さらにニコニコインディーズへの投稿も行っており、「ベルセルク」「立ち入り禁止」「携帯恋話」などを制作している。さらに他の歌い手や声優、アニメ作品などに楽曲提供を行うなど多方面で活動を行っている。
まらしぃ
ピアニスト。作曲家。2008年8月よりニコニコ動画にピアノによる演奏してみた動画を投稿。投稿初期は東方楽曲を多く投稿し、「ナイト・オブ・ナイツ」などで注目を集めた。左手の動きに定評がある。次第にボカロ曲やアニソンなどの演奏してみたも多くなっている。また、2013年にはトヨタ「アクア」のCMに出演したほか、様々な企業タイアップ、楽曲提供を行っている。
ボカロPとしては、2010年11月4日にちゃんねるMOERに投稿された「夢、時々…」が処女作であり、「アマツキツネ」や「cat's dance」、「踊ル猫曰ク」などの代表作で知られる。ここ最近ではボカロ関連の楽曲提供も行っており、プロセカへ「青く駆けろ!」[10]「88☆彡」を、MIKU LANDへ「満開ダイビング」を書き下ろしている。なお、制作したボカロ曲一覧はまらしぃのニコニコ大百科記事が詳しい。
宮田俊哉
Kis-My-Ft2のメンバーにして、ジャニーズ史上屈指のアニオタ。2022年10月に「あんみつ」名義で投稿した「鏡鳴」でボカロPデビュー。当初は正体は伏せていたが、同年10月25日に放送されたニコ生冠番組「キスマイ宮田のニコ生やったってit’s Alright!」で自身が作ったことを明かした。
翌2023年に同番組のテーマソングとして制作された「青春メモリーズ」は、ニコニコ動画アワード2023においてルーキー部門ボカロ賞を受賞している。
よみぃ
ピアニスト・作曲家・太鼓の達人大会アンバサダー・YouTuber。自身のYouTubeチャンネルでストリートピアノの演奏動画や太鼓の達人の全良動画を投稿しており、1000万再生越え動画を6本持つ人気YouTuberの一人である。また「太鼓の達人 全国大会2013 課題曲募集だドン!」に15歳の時に初めて作曲した曲が採用され、以降も太鼓の達人など音楽ゲーム中心に楽曲提供を行っている。なお、2013年から2018年にかけてニコニコ動画にもピアノでの演奏してみた動画を投稿していた。
2022年1月31日、初音ミクオリジナル曲「アシェンプテルの虹奏」を第8回プロセカNEXTに向けて投稿しボカロPデビュー。この動画はYouTubeだけでなくニコニコ動画にも久しぶりに投稿された。
よみぃ氏のボカロPとしてのデビュー作は「アシェンプテルの虹奏」ではなく
2014年にYouTubeに投稿された「super summer vacation(YouTube)」だと思われます(動画説明文に「初めて作ったボカロ曲です」と書かれているため)。
Laur
作曲家・編曲家・DJ。ハードコアテクノレーベル「HARDCORE TANO*C」のメンバー。「オーケストラ楽器・民族楽器などを中心とした生楽器と、幅広いクラブミュージックの2つを1曲のうちに混ぜ込んだ別ジャンルの融合スタイルを軸に楽曲制作」[11]を行っている。2015年より「Laur」名義での活動を開始しており、SOUND VOLTEXやArcaeaなどの音楽ゲーム中心に楽曲提供を行っている。またDJ活動も行っている。
2022年3月31日「灰色ノ冥」をニコニコ動画に投稿しボカロPデビュー。この楽曲は第9回プロセカNEXT応募楽曲である。
REDALiCE
作曲家・編曲家・DJ。日本を代表するハードコアテクノレーベル「HARDCORE TANO*C」の主宰であり、インターネットでの活動はYouTubeチャンネル「HARDCORE TANO*C」でのハードコア楽曲投稿等の活動のほか、REDALiCEの個人チャンネルではVtuberのRemix動画を制作している。さらに楽曲提供者としてBEMANIシリーズなどの音楽ゲームに多くの楽曲を提供しているほか、音楽ユニット「RAMM」としてアニメ『這いよれ!ニャル子さん』ED主題歌、Vtuberなどへの楽曲提供も行っている。さらに東方アレンジ楽曲制作者としての活動も行っている。もちろんDJ、ライブ出演も精力的に行っている。
ボカロPとしては、2008年6月23日に「【初音ミク】miku you, fxxk you【オリジナル曲】」をニコニコ動画に投稿。ハードコアテクノの一つ、GABBAを取り入れた楽曲となっている。
関連項目
脚注
- *VOCALOIDやUTAU、CeVIOなど歌声合成ソフトウェアをボーカルとした楽曲を指す。
- *@21s_kenによる関連ツイート
- *参考:DTMステーション,2017/07/14公開,"声優の小岩井ことりさん、超難関のMIDI検定1級もトップ合格だった!",2022/05/20閲覧
- *@koiwai_kotoriによる2018/9/24 16:49 JST投稿の関連ツイート
- *参考記事 CINRA,2011/01/17公開,「ソロで再始動するFLEETから新アルバム、ニコ動に初音ミクを使用した新曲も」,2022/05/14最終閲覧
- *参考文献:もりひでゆき,音楽ナタリー,2013/10/25公開,"fhana「tiny lamp」インタビュー(2/3)",2022/05/14最終閲覧
- *「【霜降り明星・粗品生出演!!】超ニコニコインフォ夏~ネット打ち上げで超乾杯~supported by サッポロ 「GOLD STAR」@ニコニコネット超会議2020夏【8/12】」より
- *「【霜降り明星・粗品生出演!!】超ニコニコインフォ夏~ネット打ち上げで超乾杯~supported by サッポロ 「GOLD STAR」@ニコニコネット超会議2020夏【8/12】」より
- *ヒゲドライバー公式HPより
- *ポカリスエットとのコラボも含む
- *LAUR公式ホームページ 「ABOUT」より引用。
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