ミラージュフォックスとは、『ZOIDS』シリーズに登場するキツネ型戦闘ゾイドである。
ゾイドシリーズ30周年を記念して展開される『ゾイドオリジナル』第一弾キットとして発売。
デザインおよびキット自体は2001年に発売されたシャドーフォックスのリデコであり、カラーリングがホワイトに変更され、頭部と足回りに新規の装甲パーツが追加されている。
機体解説
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中央大陸戦争末期に開発されたというキツネ型特殊戦闘用ゾイド。
高度に両立された機動力と戦闘力、そして幅広い汎用性を兼ね備えたゾイドであり、背部のマルチウェポンラックに様々な武器を装備させる事で格闘戦から砲撃戦などあらゆる戦闘をこなす事のできる優れたゾイドでもある。
さらにレーダー撹乱機能のついたスモークディスチャージャーなどを始めとする高度なステルスシステムを搭載しており、隠密行動も可能としている。
背部に超高周波を発生させて敵機の装甲を切り裂くウイングブレードを装備した格闘戦仕様機のAタイプ“フォクシー”と後のシャドーフォックスも装備するレーザーバルカンを装備した砲撃戦仕様用のBタイプ“ルクシー”の2機種が存在したとされ、Aタイプはそのウイングブレードを用いての純粋な白兵戦、Bタイプはバルカン砲および基本的な格闘武器を利用しての汎用戦闘を得意としており、さらに超指向性音声通信機能を用いて展開される2タイプの変幻自在の連携攻撃で敵を翻弄するとされている。
キット自体は通常のシャドーフォックスとしても組立てが可能になっており、この白いシャドーフォックスは極寒冷地仕様機として改装されたスノーフォックスという異名で呼ばれていたという。
劇中での活躍
世界観は完全に一新されており、従来のバトルストーリーシリーズとは全く別の世界のゾイドと言う事になっている。
さらに現時点での公式設定においては所属も開発元も“共和国”とだけ記述されており、いつ頃ロールアウトしたのかも不明である。
登場する2機の内Aタイプ“フォクシー”は超人的な聴覚力を持つという少女のティスをパイロットとし、Bタイプ“ルクシー”は高い知能を有したカイという少年をパイロットとして北方の寒村付近にある共和国食料補給基地に配備されていた(ただし兄妹とも軍属ではなく、個人的な理由で同基地に身を寄せている)。
そこに帝国軍が侵入したため兄妹がミラージュフォックスで迎撃にあたり、見事撃退に成功するが、この件でミラージュフォックスの存在が帝国軍に露見し、次にはサーベルタイガーを始めとする大規模な討伐隊をよこされてしまう。
偶然合流した共和国軍遊撃部隊と帝国軍部隊が入り乱れて戦う中、2機は司令機のディメトロドンの精密攻撃に苦しめられるが、敵の注意がルクシーに向いた一瞬に隙をついてフォクシーがディメトロドンを撃破する。
その後、兄妹は近くの村の安全のためどこかへと姿を消し、共和国軍はこのミラージュフォックスを参考にしてシャドーフォックスを開発したとされる。
関連動画
関連商品
現在では通信販売のみであり、通常販売の予定は未定となっている。
関連項目
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