小野郁単語

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小野郁（おの ふみや、1996年10月23日-）とは、福岡県出身のプロ野球選手（投手）である。現在は千葉ロッテマリーンズに所属。

概要

小学2年生から野球を始める。

西日本短大附属高校では1年夏から大会に登板。1年秋からはエースとなる。県大会準優勝が最高で甲子園出場はならず、また3年夏の大会前に階段で転んで左手首を骨折するアクシデントもあったが、最速153km/h、野手としても高校通算25本塁打の身体能力の高さで、好素材としてスカウトから評価を集めた。

2014年のドラフト会議で、東北楽天ゴールデンイーグルスに2位で指名され入団。背番号15を与えられた。ちなみにロッテも上位指名を検討していたらしい。

楽天時代

2015年は高卒ルーキーながら二軍で22試合に投げ防御率3点台と好成績を挙げ、8月半ばに一軍昇格。8月19日の埼玉西武ライオンズ戦でリリーフとしてプロ初登板したが、四球3つに大暴投、ノーヒットで2失点という結果に終わる。結局4試合に登板して無失点は1試合だけだった。

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2016年は7月に一軍昇格。最初の4試合こそ抑えたが、その後は6試合連続で複数失点して一軍と二軍を往復。11試合で防御率8点台に終わった。

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2017年は二軍では26試合に登板したが、一軍ではシーズン終盤に2試合投げただけに終わる。オフに美馬学に背番号15を奪われ、背番号28に変更。

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2018年は二軍で抑えを務め、20セーブ、防御率1.86の好成績を挙げてイースタンリーグのセーブ王を獲得したが、一軍には定着できず9試合の登板に留まった。

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2019年は4月に一軍昇格したが、2試合目の登板で2回7失点と大炎上して二軍落ち。その後6月下旬に一軍復帰しぼちぼちビハインドで投げていたが、8月に二軍落ちして13試合、防御率6点台でシーズン終了。二軍ではこの年も抑えを務め、14セーブで2年連続セーブ王を獲得した。

ロッテ時代

2019年オフ、FAで移籍してきた鈴木大地の人的補償として千葉ロッテマリーンズに移籍。背番号37。

2020年は初めて開幕一軍入り。福岡ソフトバンクホークスとの開幕戦で栗原陵矢にサヨナラ打を打たれたが、6月26日のオリックス・バファローズ戦では2点ビハインドの7回から2イニングを投げ、1失点したが8回裏にチームが逆転して6年目にしてプロ初勝利が転がり込んだ。以降も主にビハインド要員として一軍に定着。10月にチームの新型コロナウイルス集団感染に巻き込まれて（岩下大輝の濃厚接触者判定を受けた）で2週間ちょっと抹消されたが、それ以外の期間は一軍でプレー。40試合に登板し2勝2敗4ホールド、防御率3.23とキャリアハイの成績を残した。

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2021年も開幕一軍入りし、シーズンのだいたいを一軍で過ごした。シーズン成績を見ると49試合、0勝3敗8ホールド、防御率3.48とおおよそ前年を上回るキャリアハイの成績…なのだが、開幕早々にフランク・ハーマンの代役で8回に登板した4月9日の西武戦で5失点炎上黒星など、勝敗に関係ない場面は抑えて要所で打たれるという場面が目立ち、首脳陣の信頼を得るところまでは至らなかった。

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2022年は3年連続で開幕を一軍で迎える。前半戦だけで15ホールドを記録し、東條大樹の代役としてオールスターゲームに出場。しかし直後に無症状ながら新型コロナウイルスで陽性反応が出たため、特例2022で抹消された。そのため後半戦は3ホールドに留まる。44試合の登板で18ホールドを記録した。

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2023年は5月5日に登録抹消されるまで10試合に登板していたが、右肘鏡視下クリーニング手術を受けその後はリハビリに費やした。10試合の登板で1敗4ホールドだった。

プレースタイル

最速156km/hのストレートとスライダー、フォークが投球の軸。稀にカーブやチェンジアップも投げる。

成績

• （2023年終了時点）

年度別投手成績

年度	球団	登板	先発	完投	完封	勝利	敗戦	セーブ	ホールド	勝率	投球回	与四球	奪三振	失点	自責点	防御率
2015年	楽天	4	0	0	0	0	0	0	0	.---	5.0	4	0	8	8	14.40
2016年		11	0	0	0	0	0	0	0	.---	13.1	9	7	14	13	8.78
2017年		2	0	0	0	0	0	0	0	.---	2.0	0	1	2	2	9.00
2018年		9	0	0	0	0	1	0	0	.000	10.1	4	9	4	4	3.48
2019年		13	0	0	0	0	0	0	0	.---	18.2	5	14	13	13	6.27
2020年	ﾛｯﾃ	40	0	0	0	2	2	0	4	.500	39.0	18	32	18	14	3.23
2021年		49	0	0	0	0	3	0	8	.000	51.2	26	56	25	20	3.48
2022年		44	0	0	0	0	0	0	18	.---	40.2	16	33	11	9	1.99
2023年		10	0	0	0	0	1	0	4	.000	9.2	3	6	5	5	4.66
NPB：9年		182	0	0	0	2	7	0	34	.222	190.1	85	158	100	88	4.16

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