綾里春美とは、CAPCOMのゲーム『逆転裁判』シリーズに登場する架空の人物である。
概要
初登場は『2』で、このとき8歳。
綾里真宵の10歳下の従妹で、真宵からは「はみちゃん」と呼ばれ妹のようにかわいがられている。
春美の方も真宵を慕っており、「真宵さま」と呼んで懐いている。
真宵の母である綾里舞子の姉、綾里キミ子の娘。
倉院流霊媒道の分家であり、綾里の血を継いでいることからわかる通り、彼女も霊力を持っている。
その霊力は天才的で、真宵が17歳の時に初めて霊媒に成功(それも、追い詰められた末の成功)していたのに対し、春美は8歳の時には普通に成功していることからもその才能が伺える。
ただ、潜在的には真宵の方が霊力が強いらしく、春美が霊媒していた人物を真宵が強引に霊媒するのはできたが、その逆はできなかった。
その霊力を勾玉に込めることで他人の秘密が見えるようになる「サイコ・ロック」といった芸当もできる。
また、キミ子に箱入り娘として育てられたため、故郷の「倉院の里」以外の常識に疎い。
弁護士や魔術師のように「~し」で終わるものは「霊媒師」と関係しているものだと思い込んだり、電車の存在を知らなかったために電車で2時間の距離を走って移動したりと、世間知らずっぷりを披露していた。
ちなみに、里では精進料理しか出てこないためか、ベジタリアンで肉が苦手。
性格はとても素直で裏表の無い真面目で良い子。言い変えれば嘘や隠し事が苦手といえる。
そして、思い込みが激しい。そのせいで真宵と成歩堂は恋人同士と勘違いしている。
成歩堂には「真宵の夫」として恥ずかしくない人物になってほしいと常々思っており、時には心を鬼にして気絶するほどビンタすることもある。
『5』以降では高校生になって登場。『5』の時には17歳。
成歩堂が弁護士ではなくなってからも親交は続いており、たまに事務所に来ては掃除やみぬきの世話をしていた。
根っこの性格は変わっていないものの、里以外の世界に触れたおかげか世間知らずや思い込みの激しさは影を潜めていた。
かわいいものやおしゃれな服に興味があったりと、年頃の女の子らしい感性は持っている。
高校生なって身長は伸びたものの、それでも140cmしかないため小学生に見られることもある。
どうしても子供っぽく見られてしまうのは春美も気にしている節がある。
余談
- 思い込みの激しさや嘘が苦手なせいなのか、一作品に一度はサイコ・ロックが発動していた。霊力を込めた張本人なのに。
『6』では発動しなかった。・・・・と思ったら今度は王泥喜に見抜かれていた。今まで両方発動したのは彼女のみ。このままだとココロスコープにもお世話になるんだろうなぁ。
その嘘の吐けなさの本領が発揮されたのが『6』の「遊べる!逆転劇場」。詳しい内容は割愛するが、嘘を吐いたことでかなり、いや本当にかなり大変なことになってしまった。パラレルワールドだからってはっちゃけ過ぎである。 - 140cmは10歳の平均身長といえば彼女の背の低さがわかるだろうか。
真宵も17歳の頃から小さいといわれていたが、それでも154cmはあった。
一応、8歳の時は125cmと平均的ではある。ちなみに、17歳の平均身長は約158cm。 - 『5』で再登場したときは服装がほとんど変わっていなかった。
モーションは一つ新しいのが追加されているが、それを見て懐かしくなったのは編集者だけではないはず。
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関連項目
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