2018年度新人選手選択会議単語

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2018年度新人選手選択会議ドラフト会議)とは、2018年10月25日グランドプリンスホテル高輪際間パーミールで行われた第54回プロ野球ドラフト会議である。名称は「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」。

6年連続で協賛者は大正株式会社が務める。一般ファン募は10年連続。
開催日時は2018年10月25日(木)の17:00から。場所はグランドプリンスホテル高輪際館パミール。

指名順

1巡名は入札抽選で行われ、全球団が確定するまで繰り返し行う。
2巡以降は球団順位の逆順で行われる。2018年セ・パ交流戦を勝ち越したパシフィック・リーグ優先権を獲得。

名順 楽天 阪神 ロッテ 中日 オリックス DeNA 日本ハム 巨人 ソフトバンク ヤクルト 西武 広島
1巡 12球団同時入札・抽選
2巡 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24
3巡 35 34 33 終了 32 31 30 29 28 27 26 25
4巡 36 37 38 39 40 41 42 43 44 終了 45
5巡 ・・・・・ 48 47 46

1巡目指名

高校生123名、大学生126名の249名がプロ志望届を提出。

高校生の注は、第100回全国高等学校野球選手権記念大会優勝メンバーである根尾昂藤原恭大(いずれも大阪桐蔭)。それから同大会で準優勝を果たし「金足農」の原動となった吉田輝星金足農業)、走攻守った遊撃手小園海斗(報徳学園)、高校通算本塁打68本の野村大樹早稲田実業)があげられる。

大学生では、甲斐野央上茶谷大河梅津晃大(いずれも東洋大)の「東洋三羽」が最大の玉。それから第42回日大学野球選手権大会で最優秀投手いた松本航(日体大)、松本とともにチームの二枚看板を担う東妻勇輔(日体大)、侍ジャパン大学代表で将を務めた辰己涼介立命館大)に注が集まる。

社会人の注は、齋藤哉(ホンダ)、生田目日本通運)、岡野一郎(東芝)、高橋日本生命)、杉山三菱重工広島)、近本光司大阪ガス)、笹川東京ガス)など。


大学生社会人に飛び抜けた玉が不在だったためか、かつてなく高校生野手に人気が集まるドラフトとなり、12球団中11球団が高校生野手に1位で入札するという展開に(史上最多)。最大の競合となったのは根尾昂小園海斗で4球団。抽選の末それぞれ中日広島が交渉権を獲得。次点で藤原恭大が3球団競合し、ロッテが交渉権を獲得した。競合しなかったのは西武のみで、松本航を一本釣りした。

2回重複が相次ぐ。辰己涼介には4球団が競合し、楽天が交渉権を獲得。上茶谷大河には2球団が競合し、DeNAが交渉権を獲得した。

名順 選手名 投打 ポジション 名球団
重複1回 根尾昂 右左 内野手 中日日本ハム巨人ヤクルト
小園海斗 右左 内野手 オリックスDeNAソフトバンク広島
藤原恭大 左左 外野手 楽天阪神ロッテ
重複2回 辰己涼介 右左 外野手 楽天阪神巨人ソフトバンク
上茶谷大河 右右 投手 DeNAヤクルト

指名選手一覧

パシフィック・リーグ

埼玉西武ライオンズ

順位 選手名 投打 ポジション 所属
1位 松本航 右右 投手 日本体育大学
2位 渡邉勇太朗 右右 投手 浦和学院高等学校
3位 山野辺翔 右右 内野手 三菱自動車岡崎
4位 粟津凱士 右右 投手 日本国大学
5位 牧野翔矢 右左 捕手 遊学館高等学校
6位 森脇亮介 右右 投手 セガサミー
7位 佐藤龍世 右右 内野手 富士大学
育成ドラフト
1位 東野 左左 投手 日本経済大学
2位 右右 投手 北海高等学校
3位 大智 右左 捕手 徳山大学

福岡ソフトバンクホークス

順位 選手名 投打 ポジション 所属
1位 甲斐野央 右左 投手 東洋大学
2位 杉山 右右 投手 三菱重工広島
3位 野村大樹 右右 内野手 早稲田実業学校高等部
4位 板東湧梧 右右 投手 JR東日本
5位 水谷瞬 右右 外野手 石見智高等学校
6位 泉圭輔 右右 投手 金沢星稜大学
7位 奥村政稔 右右 投手 三菱日立パワーシステム
育成ドラフト
1位 渡邉 右左 捕手 神村学園高等部
2位 岡本直也 左左 投手 東京農業大学北海道オホーツクキャンパス
3位 重田倫明 右右 投手 国士舘大学
4位 中村 右右 外野手 西日本短期大学附属高等学校

北海道日本ハムファイターズ

順位 選手名 投打 ポジション 所属
1位 吉田輝星 右右 投手 秋田県立金足農業高等学校
2位 野村佑希 右右 内野手 花咲徳栄高等学校
3位 生田目 右右 投手 日本通運
4位 万波中正 右右 外野手 横浜高等学校
5位 右右 投手 大阪桐蔭高等学校
6位 田宮裕涼 右左 捕手 成田高等学校
7位 福田俊 右右 投手 大学
育成ドラフト
1位 海老原一佳 右左 外野手 富山GRNサンダーバーズ

オリックス・バファローズ

順位 選手名 投打 ポジション 所属
1位 太田椋 右右 内野手 高等学校
2位 頓宮裕真 右右 内野手 亜細亜大学
3位 荒西 右右 投手 ホンダ熊本
4位 富山凌雅 左左 投手 トヨタ自動車
5位 宜保 右左 内野手 未来高等学校沖縄学習センター
6位 左澤優 左左 投手 JX-ENEOS
7位 中川圭太 右右 内野手 東洋大学
育成ドラフト
1位 漆原大晟 右左 投手 新潟医療福祉大学

千葉ロッテマリーンズ

順位 選手名 投打 ポジション 所属
1位 藤原恭大 左左 外野手 大阪桐蔭高等学校
2位 東妻勇輔 右右 投手 日本体育大学
3位 小島和哉 左左 投手 早稲田大学
4位 山口航輝 右右 投手 高等学校
5位 中村稔 左左 投手 亜細亜大学
6位 古谷拓郎 右右 投手 習志野市立習志野高等学校
7位 松田 右右 内野手 ホンダ
8位 土居 右右 投手 松山高等学校
育成ドラフト
1位 鎌田 右右 投手 徳島インディゴソックス

東北楽天ゴールデンイーグルス

順位 選手名 投打 ポジション 所属
1位 辰己涼介 右左 外野手 立命館大学
2位 太田光 右右 捕手 大阪商業大学
3位 引地秀一郎 右右 投手 倉敷商業高等学校
4位 弓削隼人 左左 投手 SUBARU
5位 佐藤 左左 投手 山形中央高等学校
6位 渡邊佳明 右左 内野手 明治大学
7位 小郷裕哉 右左 外野手 立正大学
8位 鈴木翔天 左左 投手 富士大学
育成ドラフト
1位 清宮虎多朗 右左 投手 八千代松陰高等学校
2位 則本佳 右左 投手 山岸ロジスターズ

セントラル・リーグ

広島東洋カープ

順位 選手名 投打 ポジション 所属
1位 小園海斗 右左 内野手 報徳学園高等学校
2位 島内颯太郎 右右 投手 九州共立大学
3位 林晃汰 右左 内野手 智辯学園和歌山高等学校
4位 拓都 右右 内野手 岐阜市岐阜商業高等学校
5位 田中 右右 投手 三重県立菰野高等学校
6位 正隨優弥 右右 外野手 亜細亜大学
7位 羽月隆太郎 右左 内野手 神村学園高等部
育成ドラフト
1位 大盛穂 右左 外野手 静岡産業大学

東京ヤクルトスワローズ

順位 選手名 投打 ポジション 所属
1位 清水昇 右左 投手 國學院大學
2位 中山翔太 右右 外野手 法政大学
3位 市川悠太 右右 投手 明徳義塾高等学校
4位 濱田太貴 右右 外野手 明豊高等学校
5位 坂本光士郎 左左 投手 新日鐵住金
6位 鈴木裕太 右右 投手 日本文理高等学校
7位 久保拓眞 左左 投手 九州共立大学
8位 吉田大成 右左 内野手 明治安田生命
育成ドラフト
1位 内山太嗣 右右 捕手 栃木ゴールデンブレーブス
2位 松本友 右左 内野手 福井ミラクルエレファンツ

読売ジャイアンツ

順位 選手名 投打 ポジション 所属
1位 高橋優貴 左左 投手 八戸学院大学
2位 増田 右右 内野手 明秀日立高等学校
3位 直江大輔 右右 投手 商学園高等学校
4位 横川 左左 投手 大阪桐蔭高等学校
5位 松井義弥 右左 内野手 折尾高等学校
6位 戸郷翔征 右右 投手 ウルスラ学園高等学校
育成ドラフト
1位 山下航汰 右左 外野手 高崎健康福祉大学高崎高等学校
2位 平井快晴 右左 投手 岐阜第一高等学校
3位 沼田 右右 投手 旭川大学高等学校
4位 黒田 右右 内野手 敦賀高等学校

横浜DeNAベイスターズ

順位 選手名 投打 ポジション 所属
1位 上茶谷大河 右右 投手 東洋大学
2位 伊藤裕季也 右右 内野手 立正大学
3位 大貫晋一 右右 投手 新日鐵住金鹿島
4位 勝又温史 右左 投手 日本大学ヶ丘高等学校
5位 益子 右右 捕手 泰斗高等学校
6位 知野直人 右右 内野手 新潟アルビレックスBC
育成ドラフト
1位 宮城 右右 投手 滋賀学園高等学校

中日ドラゴンズ

順位 選手名 投打 ポジション 所属
1位 根尾昂 右左 内野手 大阪桐蔭高等学校
2位 梅津晃大 右右 投手 東洋大学
3位 勝野昌慶 右右 投手 三菱重工名古屋
4位 石橋康太 右右 捕手 関東第一高等学校
5位 垣越建伸 左左 投手 山梨学院高等学校
6位 野要 右左 外野手 大阪商業大学

阪神タイガース

順位 選手名 投打 ポジション 所属
1位 近本光司 左左 外野手 大阪ガス
2位 小幡竜平 右左 内野手 延岡学園高等学校
3位 木浪聖也 右左 内野手 ホンダ
4位 齋藤 右左 投手 ホンダ
5位 川原 左左 投手 創成館高等学校
6位 湯浅京己 右右 投手 富山GRNサンダーバーズ
育成ドラフト
1位 片山雄哉 右左 捕手 福井ミラクルエレファンツ

関連項目

外部リンク

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2018年度新人選手選択会議

10 ななしのよっしん
2018/10/25(木) 22:41:28 ID: H5AZEnamch
>>9
その話がどういう経緯か知らんけど監督名選手を知らないのなんて普通じゃない?
DeNAなんかも監督名するのか教えてもらえないらしいし。まして矢野監督は就任したばかり。
金本監督みたいに、スカウトの意見より監督の気分次第で名選手が決まるほうがしいでしょう。
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11 ななしのよっしん
2018/10/26(金) 21:59:17 ID: GryNr2jTzG
そもそも金本監督時代は導者未経験者に監督GMどっちもやらせるようないびつな体制だったのもある。ドラフトは結構ええとこ突いてたから許されてたけど

今までパワーよりの選手メインで取ってきた分またタイプ取り出したし大阪ガスホンダとまた会社が口出しの、息伺った忖度ドラフトかよってがっかりしてる人も多いのは事実
坂本菅野秋山ギータ辺りのバリバリ年齢層が実質俊介しかいない状況故に浪北大山世代をまともな中堅層として仕立てないと将来の高卒を迎え入れる土台ができないし入れても学徒動員になりかねないという裏返しでもあるし、昔のどんでん負のドラフトのツケでもあるが
一歩間違えれば2014中日ドラフトにもなりかねない

ハムは育成ドラフトにも着手ってことは逆に言うなら二軍回せなくなってきてる裏返しでもあるのかな(即使うってことは二軍すっかすかだったり漬けて育成するべき選手が育成できてないパターンも?)
巨人は弱点というか悩みの種である外野全くとらなかったのも気になる
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12 ななしのよっしん
2018/10/27(土) 00:32:18 ID: OcNuUV0wfK
つーか何時になったら全ウェーバー制になるんですかね?
現状リーグ1強状態のチームに全体名順位で3位には入るであろう選手が普通に入団するんだぞ?
これが健全な状態だと言えるのか。
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13 ななしのよっしん
2018/10/27(土) 18:42:10 ID: H5AZEnamch
1位の抽選はもうそれ自体が見世物になっちゃってるから今更変えにくそうだ。
清宮みたいな玉選手がいる年はシーズン終盤わざと負けようとするチームが出る可性もあるし、せめて2位以下の折り返し逆ウェーバーをやめて普通のウェーバー順に出来れば良いって所かな。
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14 ななしのよっしん
2019/03/05(火) 22:04:37 ID: mswH/Mw2LP
9年経ったらお金で根尾も小園も収穫し放題ってことの方がパワーバランス崩れそうなものだが。
むしろドラフトのくじ運だけで1強と呼ばれてる状態なのが怖い
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15 ななしのよっしん
2019/06/15(土) 12:37:52 ID: 3wGumXsTEj
楽天の新人4人衆もすごいが、高卒で一歩抜け出したのは吉田輝星だな。
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16 ななしのよっしん
2021/06/18(金) 06:53:39 ID: U1HJ0XFSPq
今の所「この球団大外れwwwクソロスwww」って所はないっぽいな。
割と豊作の年だった?
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17 ななしのよっしん
2022/09/20(火) 14:10:38 ID: aNDaGQ3/g8
この年の外れ外れ1位異常

阪神→近本(2年連続盗塁王、3年最多安打
ヤクルト清水(2年連続最優秀中継ぎ投手
巨人高橋
ソフトバンク甲斐
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18 ななしのよっしん
2023/06/02(金) 18:13:42 ID: S7ixaoRXM6
>>11みたいの見るとドラフトって終わった直後に余計な事を言わんな限るなとなるな。
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19 ななしのよっしん
2023/10/26(木) 22:18:48 ID: GlUrlqn9Dh
5年たてば結果がわかるというが、阪神大正ドラフト
この年のドラフトで今年優勝したといっても過言ではない
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