starlink衛星と衛星放送のダウンリンク帯域が重複している件についてとは、Starlink衛星とBS・CS放送のダウンリンクの帯域が被っている事の関係である。
概要
日本におけるBS・CS放送のダウンリンク(人工衛星から各家庭に電波を下ろす事)の周波数が、starlinkサービスのダウンリンクと重複している。
総務省のドキュメント(pdf)に記載があるが、BS放送は11.7GHz~12.2GHz、CS放送は12.2GHz~12.75GHzをダウンリンクに使っていて、starlink衛星は10.7GHz~12.70GHzをダウンリンクに使っている。
理論上は周波数が被っているので、対策は必須である。
もちろん上記のドキュメントで、混線しない為の技術的方法が提示されている
2022年11月頃のBSドロップとの関係性
2022年11月17日 22:30~23:00にBSイレブンで放送されたアニメ「Do It Yourself!」の録画にドロップが発生する事象が複数環境で確認された。同じ時刻に他のチャンネルを受信していた人のツイートによると、BSプレミアムでは22:33:30付近にドロップが発生したとの事。
BS放送のスターチャンネルが同じ時間に受信障害が発生したという発表を行っており、上記の11月17日も含まれているので、同じ原因と思われる。
また、BS放送を行っている株式会社 放送衛星システムからも10月31日付けで「他の衛星からの干渉電波」が原因の障害のリリースが出ている。
この他の衛星というのが、上記のstarlink衛星の事を指しているのではないか?と指摘された。
- 2022/11/28 23:00前後
- この時間にも発生した
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