ニコニコ大百科

>>720 は面黒いこと言うね。言葉の意味や使い方がコロコロ変わってしまったら会話が通じにくくなってしまうのにね。

戦犯とか詐欺みたいなのは本来の意味を知った上で例えとして使ってる面もあるから単純な例えとは違う気もする

むしろ >>719 みたいなのは、時代時代で正しいとされる言葉使いにあわせて自分の言葉を改める機能を備えていない個体なんだよな……

『言葉は変わるもの』という言葉を、伝わればいいだろという意味合いで逃げ口上として使うことは確かに認めがたい。心情的にはね。
しかしそういった行いを非難できる理にかなった根拠はない。

フォーマルな場で恥をかかぬように言葉への理解を深めることは大切だが、変化していくことを許容し受け入れる姿勢も同じくらい大切であると思う。
それでもできるのは自己啓発止まり。他者に同じことを要求することも、相反する考えの者にケチをつけてどちらかだけが正当であるような振る舞いも違うのではないか？

そもそも論として「正しい言葉」というものも、今(或いは少し前)に喋ってなんとなく通じるものを整理・編纂して意味を固定したものに過ぎないのよ、そうでないなら古文と現代文なんてもんは存在しないわけなんだから
お互いに通じるようにちょっとづつ修正しながら使っていくしかない

例えばもし、日本政府がある時に日本語を編纂して「正しい日本語」を制定したとする
だが、それはその後に生まれた概念には対応できないし、編纂当時の常識が変更される(崩れる/間違いが正される)、その言葉を悪用する者が出たりすると適切ではなくなっていき、それに『正しく』対応するのは共産主義社会を実現しようとするに等しい行為。

もう一つは、立場や主義主張で意味が変わってしまう時があるということ。今「共産主義社会を実現する」と書いたが、共産党員であればこの用法は誤用だと断じる筈
皆が納得できる正しい言葉なんざ作りようがない

「穿った見方」を変に捻くれた物言いと誤解されることはかなりあるけど
「穿った見方が過ぎる(穿ち過ぎ)」というのは普通に変に物事を捻くれて見ているという意味なんだよな
穿った見方が的を得た考え方で、穿ち過ぎは一見的を得ているようで実は行き過ぎた考え方という意味で
この2つの言葉をごっちゃにしたりちゃんと理解してなくて使っている人もかなりいそう
「穿ち過ぎかな?」と言ったら正しい事を言ってるつもりでも実は間違った見方をしているとカミングアウトするようなものだろう

「充電」も数年前から本来と違う意味で使われてますよね。
「充電がなくなった」というふうに。
誤用として扱うべきかは微妙なところですが、割と本気で
「電子機器の電池残量のこと＝充電」と認識してる人は多い気がしてます

>>726
的を得る　じゃなくて　的を射る　じゃないですかね？

削除しました

その場合の無差別って戦闘員・非戦闘員の区別なくって意味合いだと思っていたが違うのかな

削除しました

意味の単純な言葉は前後の文脈で扱うものが変わったりするので…

>>731
>じゃあ「無区別」でよくね?
"無区別殺戮" でググってみれば分かるけど、その語はその組み合わせで一般的に使われていないからダメ、となる。

>非戦闘員を巻き込まなかった攻撃は「差別攻撃」になってしまう。
一般に「無差別攻撃」の対義語として「差別攻撃」という言葉は使われない。

ちなみに>>729の
　>無差別殺人とは差別することなく老若男女職種人種など一切問わず人を殺めていくってことだ
って定義も一般的ではなくて、
無差別殺人というのは加害者と被害者に面識が無く特定個人であることを理由にしていない殺人のこと。
たとえば「女なら誰でもよかった」みたいなのが「女性をターゲットとした無差別殺人」とされる。

言葉ってのは、分解した部分部分の意味をつなぎ合わせてみても元の言葉と同じ意味にはならないのよ。

>>731
無区別「で」良いなら無差別「でも」良いだろうね
何も問題なくなって良かったじゃないか

って言うか>>731をよくよく読んだら「無差別攻撃の無差別とは？」っていう話のはずがいつの間にか「戦争犯罪を正当化してる！！！！」とか訳分らんレッテル貼られてるんだがｗ
マジで意味わからんのだけどこれどういう事なの・・・

こう、この流れを見てても言葉の変化過程が見える気がする

プロパガンダ等としてクソみたいな使用法をするヤツが出る、または指している集団が暴れたせいで悪い意味がつく→それと混同されるのが嫌で類義語を使う→結果的に類義語だったはずのものが違う言葉になる、という流れ

＞侮る、馬鹿にする。古文の「無礼し（なめし）」が語源。

「中央を無礼（なめ）るなよ」がユニークなルビの振り方してるんじゃなくてむしろ正当な漢字の使い方だったのか
すげえ衝撃

理論を基準にして「～の方が正しい」ってのは「ぼくのかんがえた正しそうな日本語」でしかなくて、ネイティブな日本語話者からしたら「日本語としてはおかしな表現」なんだよね

自然言語の分野では「言葉は地形であり理論は地図である。地形と地図が食い違うときは常に地形が正しい」って考え方があって、ネイティブな日本語話者が使っている言葉こそが適切な日本語で、理論とは自分を納得させるために「日本語がこうなっているのはこういう理由なんだろう」と日本語を観察して捻り出した推測でしかないとされる
現実が既存の理論に合っていないのであれば、それは現実が間違っているのではなく「そうなっている理由を納得するための理論を未だ知らない」だけなんだ

でもその「おかしな表現」も長い時間をかけて日本語話者に受け入れられれば日本語として「輸入」されたことになり既存の日本語の範囲は拡大する（逆に表現が消えて無くなることもある）
それが「言葉は生き物」とされり理由で、そうしたことから時代と地域ごとに適切な言葉への理解が必要だとされている

削除しました

それ739の主張してる区別と差別の使い方がおかしいだけで他のみんなが間違ってるわけじゃないんだよなぁ

日本人は～、とか巨大な主語で語っておいてその言い訳は通用しないだろう
大体無区別攻撃にしたとしても今度は「区別攻撃なんて無いよね？」って言われて終わりだろ

>>739
自ら一番いい例を出してくれたな
それこそその「障碍者」という言葉こそ>>736で上げたプロパガンダのせいで意味が歪んだ言葉、の代表例なのよ
元は障碍者という表記だったが、ただ単に「碍が常用漢字ではない」という理由で障害者という表記になり、平成中期まではそれで問題なかった
ところが、何者かがまるで害があるみたいじゃないかと言って「障がい者」と表記し始めたが、これが大失敗だった

障害はその定義上、実際問題として周囲に負担がないわけではないので、それすら認めない、自身の有害性に気づかないほど耄碌している、となってしまい…
・ガイジ、という差別語が出来てしまった
・自分の有害性は正しく認識している、として「障がい者」という表記を嫌がる障碍者や障害者が出た
・結果、どう表記しても差別語になってしまいそれを指し示す『正しい表現』が日本語から消えてしまった

まさにお前みたいな言葉の意味を介さない奴が言葉を歪め、それと混同されたくない者が逃げていくことで言葉が変遷する、という日本語の変遷、正しい日本語なんてない、という事例よ

まさに739みたいののせいで「子供」が差別用語にされそうなこともあったね

もともと「碍(礙)」自体決して芳しい字ではないし、芳しくない言葉にしか使われんから
すでに戦前から害と同一視されてて、戦前から代替することは普通だった
ガイジだなんて浸透する以前は池沼だなんて言ってたもんだし
これも含めて所詮些末な言葉の問題だよ

「自業自得」って本来はいい方向に向かった意味で使う言葉だったよな

ざっくり調べた程度だけど良い意味でも使える言葉みたいだな
犬も歩けば棒に当たるみたいなもんなのかな

「言葉は時代によって変遷する」というのは事実だが、元の意味に対して無知だと古い時代の文書を解釈間違いすることになる。
単に「複数の民族で食卓を囲い肉を焼いて食った」という意味でしかない文章を、「ある民族が別の民族に焼いて食われた」という意味に誤訳することが起こりかねない。

学者だけが知っていればいいという問題ではない。
ろくでもない扇動を民衆が信じるのはそういう無知につけこまれるからだし、なんなら誰も彼も無知なせいで起きなくてもいい騒乱が起きたケースは実在する。

チョンという言葉だって元々は半端者という意味あいだったのに朝鮮人をバカにした意味にされて問題発言にされてしまったな
半端者という意味の本来の使い方でも問題発言だろうけど

当然、知らないよりは知っていた方が良いのだが、人は全知にはなれない以上、日常で使われる言葉から優先して習得していき古語の知識が後回しにされるのは仕方がないこと
古語以外にも歴史関係でもおかしなデマは大量に流布されている

だから、そういうのを見つけたときは知っている人が
「原文にその記述はありません」
「○○世紀の××に○○はありません」
「○○が△△に分類されるのは****年以降です」
みたいに都度都度指摘するしかないのよね、今のところは

古い言葉を尊重するのは大事なことだが
日本語は何せ明治と戦後の二度にも渡って魔改造を施しまくって
古語とすっかり隔絶してしまったからね
そして現代人の「古い」の範囲はもう戦後どころか昭和後期から平成なので……