各回まとめ 第11回~第20回
第11回
紹介:小日向美穂 (津田美波)、望月聖、及川雫 (のぐちゆり)
小日向
津田
望月
及川
全国13000世帯ほど。全国ランキングでいうと250位くらい。
地名姓。岩手県南部から宮城県北部にかけて集中する苗字。特に岩手県に集中し、岩手県南部に非常に多い。金ケ崎町で2番目、奥州市で3番目に多いなど、8市町で苗字件数ベスト10入り。宮城県では登米市、南三陸町で5番目に多い苗字。
その他、千葉県匝瑳市付近や、東北地方からの移住者が多かった北海道などに多い。
→千葉県では「およかわ」と読むことも多い。(例:千葉県匝瑳市の及川さんの内、約8割が「およかわ」さん、約2割が「おいかわ」さん)
但馬国城崎郡及川荘(現・兵庫県豊岡市)発祥とされる。神奈川県厚木市及川、福島県河沼郡湯川村笈川などとも関係があるか?
→源頼政の子孫と伝える家が多い。
のぐち
野口
第12回
乙倉
相川
小松
全国30000世帯ほど。全国ランキング106位(村山ランキング)
地名姓。日本各地に広く分布しているが特に高知県、長野県、秋田県から山形県にかけてに非常に多く分布している。→高知県では3番目に多い苗字(小松さんが実数でも最も多い)。特に高知県東部には非常に多く、安芸市では最多姓で、人口の14%が小松さん。近隣の香美市、香南市、安田町でも最多姓。
→長野県では中部の塩尻市から南部の伊那市にかけて多い。塩尻市では最多姓。東北では秋田県南部の大仙市から山形県庄内地方にかけて多く分布している。
各地に武家の小松氏があった。平安時代末期の平重盛(平清盛の嫡男。現在の京都市東山区小松町に住み小松殿とよばれた)の子孫と伝える家が多い。
また、出羽国(現在の秋田県・山形県)の小松氏(現在の山形県飽海郡遊佐町小松発祥か)や甲斐国(現在の山梨県)の武田氏の一族の小松氏(現在の山梨県甲府市小松町発祥か)など多い。
ケイト
第13回
浅利
杉坂
北条
渕上
第14回
2016年4月23日放送。ゲスト:てんぼると、ちも、Raticate
紹介:二階堂千鶴 (野村香菜子)、島原エレナ (角元明日香)
二階堂
全国1800世帯ほど。全国ランキングで言うと1500位くらい。
地名姓。東北地方に集中して分布している。北海道でもよく見られる。
→宮城県北部から岩手県南部にかけて、福島県北部に特に多く、福島県福島市では200世帯ほど、宮城県栗原市には150世帯ほどの二階堂さんが存在している。その他、岡山県笠岡市、広島県大竹市などにも比較的多く分布している。首都圏、熊本県、鹿児島県、滋賀県にも一定の分布がある。
現在の神奈川県鎌倉市二階堂が由来。鎌倉幕府の御家人で、藤原南家工藤氏の工藤行政が二階堂を称した。→当地に建っていた永福寺が二階建てで「二階堂」と呼ばれ地名になった。
二階堂氏は各地に広がり、薩摩(現・鹿児島県)の二階堂氏、戦国大名の奥州須賀川(現・福島県須賀川市付近)二階堂氏、奥州栗原郡(現・宮城県栗原市付近)の二階堂氏などもこの分流である。
野村
島原
角元
第15回
秋月
若林
全国13000世帯ほど。全国ランキングでいうと270位くらい。
地名・地形姓。全国各地に広く分布している。青森県・福島県を除く東北地方、四国地方、大分県を除く九州地方では比較的少ない。
→人口比最多は長野県。上田市付近に多く分布しており、東筑摩郡筑北村、小県郡青木村では苗字世帯数ベスト5入り。また、栃木県上都賀郡西方町では最多姓。富山県富山市付近、滋賀県彦根市付近、新潟県佐渡市、山梨県南巨摩郡、三重県亀山市付近、岡山県赤磐市付近、埼玉県秩父市付近、大分県臼杵市付近など集中地域は多い。
戦国武将に加賀一向一揆の若林氏があった。現在の石川県小松市に小松城を築いたとされる。また、豊後国(現・大分県)の若林氏は大友氏の家臣。大友水軍として活躍した。
村上
全国60000世帯ほど。全国ランキング35位(村山ランキング)
地名姓。日本各地に広く分布している。特に瀬戸内海を挟んで愛媛県・広島県に非常に多く分布しており、愛媛県で2番目、広島県で3番目に多い苗字となっている。→愛媛県今治市では2番目に多い苗字。広島県側に近い離島の越智郡上島町ではダントツで最多姓(2位の田中姓の約7倍、生名島に多い)。広島県では福山市から竹原市にかけて多く分布する。尾道市ではダントツで最多姓(2位の岡野姓の約3倍)。
また、熊本県にも多い。熊本県では4番目に多い苗字。また、岩手県から宮城県にかけて、青森県黒石市付近、島根県石見地方・隠岐地方、京都府綾部市付近、北海道(知内町で最多姓)など集中地域は多い。
各地の村上地名から発祥したが信濃国(現・長野県)発祥の村上氏が著名。更級郡村上(現・埴科郡坂城町)発祥。清和源氏。平安時代からの名族。戦国時代まで信濃国北部に権勢を持った。また、瀬戸内海の村上水軍も知られる。信濃村上氏の一族という。鎌倉時代に備後国(現・広島県東部)に移住し、水軍として活躍した。
安斎
第16回
2016年6月2日放送。ゲスト:てんぼると、ちも、Raticate
相葉
木村
全国90000世帯ほど。全国ランキング18位(村山ランキング)
地名姓。全国各地に広く分布している。
→青森・茨城・京都・滋賀各府県で世帯数ベスト10入り。人口比最多は青森県。青森県で4番目に多い苗字。青森市では1000世帯以上の木村さんが存在。八戸市・弘前市でも1000世帯近い。また、茨城県では常陸大宮市で最多姓。つくば市・坂東市などでも世帯数2位。京都市から滋賀県湖南地方にかけて、香川県東部、宮城県石巻市付近などにも集中している。世帯数最多は北海道。
各地に武家の木村氏あり。著名なものは現在の滋賀県東近江市木村町発祥の近江国(現在の滋賀県)の木村氏、現在の栃木県栃木市都賀町木発祥の木村氏など。
松山
八神
第17回
紹介:西川保奈美、双海真美 (下田麻美)、中野有香 (下地紫野)
西川
全国25000世帯ほど。全国ランキングで言うと110位くらい。
方位・地名姓の一種。全国各地に分布するが特に西日本に多く分布している。近畿地方に集中する。
→人口比で集中しているのは滋賀県・奈良県。滋賀県では全県的に分布し、近江八幡市では世帯数ベスト5入り。奈良県では北西部に多く、葛城市、御所市でベスト5入り。その他では大阪府岸和田市、京都府京田辺市、熊本県荒尾市でベスト10入り。
読みはほとんどが「にしかわ」だが、新潟県柏崎市付近では「さいかわ」と読む。
近江国に武家の西川氏があった。現在の滋賀県蒲生郡竜王町西川付近発祥。近江商人の西川家(寝具の西川産業、京都西川を興した)もこの一族という。
双海
TOPIX!!
「二タ見」のようなカナが入っている苗字について
カナ交じりの苗字は、多くある。
1. 一ノ瀬(いちのせ)、井ノ口(いのぐち)、池ケ谷(いけがや)、鐘ケ江(かねがえ)など、連体助詞がカナ表記されているもの。
2. 三ツ木(みつぎ)、四ツ谷(よつや)、四ケ所(しかしょ)など、助数詞的に使われているもの。
3. 下り藤(さがりふじ)、預り(あずかり)、上ヱ地(うえじ)、上ミ地(かみじ)、二タ見(ふたみ)など、送り仮名を表記したもの。
4. その他。新タ(にった)など。
下田
中野
下地
第18回
市原
久野
綾瀬
榊原
第19回
紹介:佐久間まゆ (牧野由依)、吉岡沙紀、宮本フレデリカ (髙野麻美)
佐久間
全国13000世帯ほど。全国ランキングで言うと250位くらい。
地名姓の一種。東北地方南部・新潟県から関東地方にかけて分布する。
→人口比では福島県に最多。中通りに非常に多く、田村市では苗字世帯数ベスト5に入っている。福島市や郡山市、二本松市などにも多い。
→世帯数最多は千葉県。全県的に分布する。袖ケ浦市・木更津市ではベスト10入り。市原市にも約300世帯の佐久間さんが存在している。
→その他、宮城県白石市付近や新潟県新発田市付近、三宅島などにも多い。
現在の千葉県安房郡鋸南町の佐久間地区発祥。桓武平氏三浦氏の一族が佐久間を称し、奥州(東北)などにも広まった。尾張国(現在の愛知県西部)の織田氏に仕えた佐久間氏もこの一族という。
牧野
全国15000世帯ほど。全国ランキングで言うと200位くらい。
地名姓の一種。各地に分布するが、中部地方に多く分布している。
→特に愛知県に多く、三河地方に集中している。豊橋市、蒲郡市、西尾市、岡崎市などでは100世帯以上の牧野さんが存在。隣県の静岡県にも多く、静岡市から湖西市にかけて分布している。
→人口比では福井県が最多。勝山市、鯖江市などに多い。その他では富山市付近、秋田県三種町、岡山県鏡野町、宮崎県延岡市など各地に集中地域がある。
各地の牧野地名から発祥した。著名なのは三河国(現在の愛知県西部)の牧野氏。現在の愛知県豊川市牧野町の地名が由来。今川氏、後に徳川氏の家臣となり、江戸時代は譜代大名となった。
吉岡
全国21000世帯ほど。全国世帯数ランキングでいうと150位くらい。
地名姓の一種。日本各地に分布するが、東北地方には比較的少ない。
→世帯数・人口比ともに京都府で最多。丹後地方の京丹後市では非常に多く最多姓。京丹後市の世帯数の約3%が吉岡さん。京都市伏見区から宇治市にかけても多く見られる。隣県の奈良県でも多い。三宅町、川西町、広陵町で世帯数ベスト5入り。
→その他、島根県松江市ではベスト10入り。徳島県、広島県、山口県、福井県、埼玉県などにも多い地域がある。
各地の吉岡地名から発祥。武家では因幡国(現在の鳥取県東部)の吉岡氏は現在の鳥取市吉岡温泉町の地名が由来。相模(現在の神奈川県)の吉岡氏は現在の綾瀬市吉岡の地名が由来。豊後国(現在の大分県)の吉岡氏は大友氏の家臣。
宮本
髙野(高野)
第20回
紹介:海老原菜帆、双海亜美、栗原ネネ、緒方智絵里 (大空直美)
海老原
全国3500世帯ほど。全国ランキングで言うと800位くらい。
地名姓の一種。関東地方と九州南部に分布する。
→関東地方では茨城県を中心に分布しており、茨城県で世帯数・人口比ともに最多。南西部に多く、取手市では2番めに多い苗字。つくばみらい市や坂東市にも多い。隣県の千葉県では我孫子市や流山市、栃木県では下野市(同市で世帯数ベスト5入り)や真岡市に多い。東京23区でも足立区や江戸川区で多く見られる。
→九州では宮崎県中部から鹿児島県東部にかけて分布している。
→宮崎県では「蛯原」姓が非常に多く、同祖であると考えられる。
「海老」の語源とは?
→エビの腰のように曲がった地形。もしくはブドウ科の植物・エビヅルのこと。葡萄茶(えびちゃ)色など。
双海
二見
栗原
全国17000世帯ほど。全国世帯数ランキングでいうと190位くらい。
地名姓の一種。日本各地に広く分布するが、特に関東地方に集中している。
→特に群馬県南部から埼玉県にかけて多い。群馬県では伊勢崎市、太田市、館林市で世帯数ベスト10入り。埼玉県では全域で多く、行田市、熊谷市、川越市、狭山市など多くの自治体でベスト20入り。その他、東京都多摩地方、神奈川県秦野市(同市ベスト10入り)付近、千葉県南房総地方、茨城県水戸市付近、栃木県佐野市付近でも多く見られる。
→その他、広島県福山市付近、福岡県八女市付近、佐賀県唐津市付近にも多い。
各地の栗原地名から発祥。武家では甲斐国(現在の山梨県)の栗原氏が著名。甲斐武田氏の一族。現在の山梨県山梨市栗原地区の地名が由来。
緒方
大空
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